【MEGURO K3をガッツリ乗ってみて】

実はガッツリと一台のバイクに乗る機会が少ないのがバイク屋。だって沢山バイクの種類あるからね。そんな中、いろんな機会を作ってはいろんな機種に乗るようにしてます。今日はそんな一台、MEGURO K3をガッツリと乗ってみました。



こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。



いろんなカワサキのバイクがある中、全てをガンガンと乗る機会って中々難しいんですよね。バイクって実はかなり乗り込まないとわからない事が多いと思うんです。ちょっと考えがまとまっておりませんが忘れないうちに興奮を文章に起こしました。



そんな中、今回はMEGURO K3というカワサキが今年発売した新しいカワサキのバイクにじっくりと乗る機会がありました。



MEGURO K3は乗りやすいのか？一体どんな乗り味なのか？ちょっとぐらいは乗ったのでありますが長距離、ある程度の距離を走った時にどんな内面を見せてくれるのか？楽しみでありました。



今回は、280kmくらい走行してみての感想であります。



まず初めに振動ですが、振動が大きいかな。普段はNinja1000SXを乗っているので、全く振動と無縁なバイクを乗っているので久しぶりの良き振動であります。バーチカルツインのエンジン振動が良きバイクの昔を思い出させてくれます。



MEGURO K3はわざとバーチカルツインの良き振動をライダーに伝える為に作ったのだろうか？と思うくらい。



3500回転から4000回転で速度80〜100km/hがなんとも心地よい振動を与えてくれます。この振動こそ今のバイクには少ないバイクらしい、エンジン、内燃機関にまたがってエンジンが回っている感触がライダーに伝わってきます。今のバイクは振動を減らして、ライダーの負担をできる限り少なくしてライダーをサポートする為に沢山の電子機器を搭載しているバイクが多い中、敢えて昔懐かしいバイク本来のテイストをワザと出しているような作り…ステキなであります。



足を乗せるステップから伝わってくる微振動。二時間連続走行すると痺れるくらいの振動が本来のバイクらしい今のバイクたちとは真逆な作りに面白さを感じました。だってもし振動を減らすならNinja1000SXみたいにステップ取付部に免震用のゴムダンパを装着するればいいのですが、敢えて装着していないという事はこの振動と乗ったことによる、心地よいライディングでの疲れを演出しているのか？そこまで開発陣は考えていたのかー！！と感心してしまいました（笑）



あと燃費のいいこと、イイ。



燃料補給してから260km走行したんですが、240kmくらいから燃料警告灯が点滅し始め、そして260km手前でガソリンを補充したのですが10Lそこそこしか給油できませんでした。という事は、燃料搭載量が15Lなのでまだまだ走行ができたという事であります。山道などだと消費量がもう少し増えると思いますが流しで乗る場合なら280kmくらいは安心していけると考えます。



バーチカルツインの人に伝わる振動が苦痛という人もいますがボクはあの振動こそがこのバイクを作った開発陣が感じて欲しいバイク本来の姿を見せているのではないか？と感じる一台でありました。



うん、イイバイクであります。



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