実はね、バイク屋さんにそんなになりたいと思っていなかった学生の頃。今は親子3代で続くバイク屋ですがボク自身バイク屋になる気はなかったんです(衝撃の告白かな・・・)けど今は違います。この仕事が結構ね面白いんです。毎日目まぐるしく変わる状況と環境が飽きる事のない出来事が沢山あり・・・沢山の出会いと別れも経験できるし。多分ボクたち現場のバイク屋さんは定年がないのでずっとこの業界で生きていくんだと思います。
(あっ上の写真は僕じゃないからね。親戚のおじさんとその子。まぁ身内ですが・・・)
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。
朝からボクの講演のために奥さまが動画をいつも作ってくれております。エクスマの藤村先生のパクリです(笑)まだまだ講演能力が乏しいボクにとってはすごい人のパクリをしないと人に伝わらないので。(藤村先生にちゃんとお伺いたててますよ)
実はこの動画朝から新しいバージョンの動作チェックをしていたら、うるうるきちゃいまして・・・(涙)なんかボク自身が奥さまに依頼して動画作ってもらっているんですが、中身はもう何百回も見ているのにね。この動画をみると昔のことを少し思い出します。
子供の頃から家がバイク屋で、友達だれもがうらやむバイクに囲まれた環境。誰よりも早くモトクロスを幼稚園から初めてバイクに乗っていたボク。けど子供の頃バイク屋よりも普通の家の友達が羨ましかったんです。日曜には家族で遊びに行ったり、夜は家族だけで楽しく団らん・・・うちの場合は日曜はフルお仕事で、夜はバイクメーカーの営業さんやお客さんたちと毎晩どんちゃん騒ぎ・・・恵まれた環境があると反発するんですかね?そんな事で実は大学まで学生中は決してバイク屋になってたまるか!!!!!
と思っていたんです。だから大学も法学部に進んで別の道を選択しようかと・・・実は公務員になりたかったんですよね(笑)けどあることがきっかけでお店を継ぐことを決意しんです。(ここさらっといきましたが、これはセミナー聞いた人は分かるネタ)
始めはしたくてした仕事じゃないからそんなに楽しくもなく、ただ毎日が過ごしていければいいかと思っていたくらい。しかしボクがお店に入った時はちょうど全国的にバイクの販売台数がガタガタと落ち始めた時。こりゃ真剣にやらないとまずい・・・けどやり方ってどうやって経営をしていくのか?そんなノウハウもなく過ごしていたなぁ・・・
実はそんな時、一番いろいろと助けてくれたのが、バイクメーカーであるカワサキの当時の担当さんたち。もう今では何人か定年を迎えておられますが、沢山のカワサキの人達に助けられました。
一度聞いたことがあります。
「なんでそんなに親身になってくれるの?」
「あんたのじいちゃんにお世話になったからね」
(上の写真みたいによく送別会したなぁ・・・)
そこなんですよね。ボクたち3代目や2代目って調子にのりやすい。だってもう先代がきちんとレールを引いてくれているから。だから勘違いして暴走・・・みんなが助けてくれるのはやはり先代などがきちんと今までレールを引いてくれていたからこそ、困った時にいろんな人たちが助けてくれました。
ただボクの場合、調子にのりたくても乗れなかったんですが(笑)
今改めて思うんです。なぜバイク屋を続けているのか・・・
助けてくれたカワサキの人達に恩返しするためには、ボクが現場でバイクを売ること。
(バイクが売れないとみんな困る訳で)
今までずっとうちのお店を利用してくれたバイク乗りのお客さんをこれからもずっと見守れる環境を残しておくこと。
いつか大人になった娘たちが自分の意思で「バイク屋さんになりたい」と言ってもらえる憧れの職業にしていくこと
ボク自身とボクと繋がった沢山の友人の居場所を残していくこと
メーカーの正規店として与えられた責任商圏をしっかりと維持してメーカーとバイク乗りのお客さんを繋ぐ架け橋として残していくこと
多分こんな想いですかね・・・
だからその場その時の判断で物事を決めないようにしてます。
もしバイク乗りのお客さんが数年後、こんな感じで困らないなら今の相談をどうやって未来に繋げていくか・・・今まさにという時にはわずらわしいことも言いますが、数年後もっと先に笑っていられるような判断をできる限りしているつもり(自意識過剰です)
ちょっと普通のバイク屋さんとは違った視点かもしれません。みんなバイクが好きでバイク屋さんを始めた人が多いので。けど全国にこんな想いでバイク屋をしている人間が一人くらいいてもいいんじゃないかな。だから変わり者と言われますが(笑)
カワサキ正規取扱店 株式会社今西マシーンテクノ
〒511-0912 三重県桑名市星川889-1
[定休日]毎週月曜、第2日曜日 [営業時間]10:00~19:00
電話 0594-31-5505 FAX 0594-31-5959
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