分からない部品番号

カワサキ純正部品。すべての部品がカワサキのお店で部品番号がわかるとは限らないのであります。なぜなら現地生産のバイクや年代や仕様地によって非常に部品番号を調べるパーツリストの入手が困難な場合があります。国内未発売となっているバイクは特に注意が必要です。

こんにちは。三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。

多分、初めて見た車体番号の羅列。カワサキの海外向けモデル、Z750でしたが車体番号が「96PZRAL18AFS00****」??これ車体番号??と少し理解が苦しむ番号でした。


実は車体番号の数字やアルファベットの羅列には規則性があり、国内のカワサキ明石工場で生産された、海外向けのバイクは、「JKAZXT40CCA******」などある程度規則性があります。

この車体番号を読み解くと
日本で作られた
ZXTシリーズ(ここではZX-14R)
型式アルファベットと作られた年度
そして固体番号
とある程度車体番号でどの機種か理解できます。


しかし今回の車体は「96PZRAL18AFS00****」なんです。
規則性が国内で生産されている海外向けバイクとは全然違うのであります。

実はこれ「ブラジル現地生産」の車体番号と推測します。

部品購入を相談された方は日系のブラジル人の方。話を聞くとPのアルファベットはどうもブラジル国を表すときに使うそうです。ZRはZシリーズのバイクの種類を表すもの。憶測でしかありませんが、ほぼブラジル生産だと思います。

実は川崎重工はブラジルに現地生産工場をもっており、ブラジル国内でZ750を生産していました。数年前のプレス発表でブラジル工場でZ750を現地生産をすると発表していたのを思い出しました。

ではなぜパーツリストが入手しにくいのか?
要は生産しているのは川崎重工なんですが、世界の国の事情で現地で生産されていたり、国内では販売が難しいバイクって結構あるんです。法律の壁や規制の問題により国内では乗れないバイクも多数存在します。


例えば、タイ国内向けのカワサキのバイク、ブラジル国内向けのカワサキのバイク、北米を中心としたカワサキのバイク、インドなどなど・・・

結構難しいのがあります。以前も経験したのがインド方面に大昔販売されていたZ550というバイク。パーツリストの入手が難しかったですね。というよりもはやないという状況でしたね(笑)


昔はバイクメーカー各社にも部品のスペシャリストが存在しました。部品や機種をいうだけで部品番号を答えてしまったり、この部品は違うバイクでも使っているから流用できるよ!とかね。しかし、今は電算化されてあまり部品をマジマジと観察するというか、部品を触らずに部品注文が電算化でできているので部品のスペシャリストが昔みたいにいないのであります。(年で退職したりしてるからね)

人と変わったバイクを乗りたい・・・。その気持ちも十分に理解できますが、あまりにも国内に流通していない特殊なバイクはリスクも存在するということがあるので注意が必要です。


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カワサキプラザ桑名
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サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

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