ドライバーが感じる危険の距離感。

右折事故。交差点を直進で走行しているバイクと右折しようとする車の事故けっこうあります。実はこれ、人間の目の錯覚で起こりやすくなる事故でもあるのです。バイク乗りが防ぐにはどうしたらいいか?見通しのいい交差点ほど怖いと。そして車が飛び出してくるという想定で自分自身、防衛運転をするしかないかな。車が出てくるものだという想定で。

こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。


バイクと車の接触事故で多いのが右折事故と呼ばれるもの。直進であるバイクが右折しようとする車と衝突するという事故が結構あります。

「まさかバイクがこんなに接近しているとは」
または
「バイクがすごい速度で迫ってきた」

と後々事情聴取で聞かれる言葉。しかし、これ実は人間の目の錯覚による危険を感じる距離感であるんです。

9月20日に開催された「バイクラブフォーラムinやまなし」でパネルディスカッションで報告された事例です。

交差点を直進しようとするバイク乗りから見たら、なぜ右折の車がでてくるの!!!と言いたい状況も結構あります。ボクもバイクで走行していて、びっくりするタイミングで右折の車が進みだすことがあります。

ちゃんと見て!!とよく思っていたんですが、これどうも物体の大きさを人間の目が錯覚を起こして距離感が正しく認識されないらしいです。


右折する車からみた、直進する車やバイクを危険と認識する距離感は
トラック 約85m
乗用車 約65m
バイク 約55m

時速30km/hでこんな感じなのであります。
この場合、1秒間に前進する距離は約8.3m

つまり7秒後には交差点に進入していることになります。

仮に時速60km/hだと倍ですわな。1秒間に前進する距離は約16.3mなので、3秒半くらいで交差点に進入することになります。

そして人が判断するときにはコンマ何秒のタイムラグがあるから・・・右折できると判断してバイクと接触してしまうことになります。

なぜトラックなどと違い、バイクは手前に来ないと危険と判断されないのか?

それは車体の大きさによるものなのです。

写真の自転車、車、トラックと並んでいる写真。
正面からみるとならんでいるように見えますが、

実は横から写真を撮ると・・・並んでないのであります。


伝わったかな?道路を走っている車、バイク、トラック、すべての運転する人がこれを正しく認識すると事故は減ると思います。しかし全員は伝わらないよね(笑)とりあえず、この文章をみた人だけでもこんな危険認識があると知ってもらい、事故が減ることを切に願います。


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サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

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