カワサキが作っていた船のお話

カワサキ=バイクというイメージが強いかと。しかしカワサキは川崎重工という会社名とおり、重工業メーカーなんですよね。バイクはもちろんのこと、新幹線や工場プラント、建設機械、飛行機、そして船。実はいろんなものを作っています。今日はそんな昔の船のお話です。

こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。


川崎重工の始まりは船を作ることから大きく転換点をむかえていきます。東京と神戸に川崎重工の造船所を建設、そして国が管理していた造船所を払い下げを受けて大きく成長しました。

戦前は日本海軍の軍艦などいろんな船を作ってきました。そんな船の中でも今日はマイナーである二隻。

戦艦「伊勢」と護衛艦「わかば」

カワサキこと、川崎重工の神戸造船所にて製造された軍艦であります。有名な軍艦ではなくあまり知られていない船であります。


戦艦「伊勢」は名前通り、伊勢国(三重県)から名前をとっております。旧日本海軍の戦艦は昔の国の名前、巡洋艦は川の名前、など命名方法が決まっておりました。戦艦の「伊勢」はイギリスで作られた戦艦金剛型から発展改良した扶桑型の次に、計画、製造された戦艦です。戦艦「伊勢」は扶桑型で欠点とされた防御力を改善した戦艦です。
この戦艦「伊勢」が変わった戦艦の運命を辿ったのは戦艦から航空戦艦となったことなんです。この同型艦である戦艦「日向」が爆発事故で一部砲塔が壊れていた、そして旧日本海軍のミッドウェー海戦での4隻の主力空母を戦没してしまうという条件が重なり、前は戦艦のまま、後ろは空母(飛行機を載せる甲板)とう航空戦艦と改装されました。しかし航空戦艦として改装ができた時には、戦闘機や攻撃機を乗せて戦うだけの戦力が残っていなくて、活躍の場がなく最後には呉の旧海軍基地にて浮き砲台として最後は大破着底しました。三重県出身という事もあり、この戦艦「伊勢」はなんか愛着があるんですよね。
戦艦「伊勢」の名前は現在は海上自衛隊の護衛艦、「いせ」という命名が引き継がれております。なお伊勢で有名なのは、レイテ沖海戦にて急転舵する急降下爆撃の回避術は急降下爆撃機の盲点を利用し回避術としてレイテ沖海戦では、なんとか生き残ることができた軍艦の一隻であります。

ホントは…護衛艦「わかば」の事も書こうと思いましたが長くなったのでまた次回♫

_______________________________
バイクライフをもっと楽しく!
カワサキプラザ桑名
三重県桑名市星川889-1
TEL 0594-31-5505
_______________________________

バイクライフをもっと楽しく!

サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

0コメント

  • 1000 / 1000