カワサキのバイクを購入いただき、バイク乗りのお客さんの手元に引渡しされるまで数多くのチェックを各々の担当がしております。それでもボクは思うのですが、100%のクレーム修理はなくならない。なぜなら、人間が作るものに100%はちょっと難しい話。けど100%に近づけるのがボク達、カワサキ正規取扱店のお仕事。そのためにはゴメンね!ちょっとだけバイク乗りのお客さんにいつも協力もいただいております!!
いつも無理ばかり言っている、当店のお客さん、ゴメン!!そしてありがとね!
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。
今日もまた新車で購入していただいた、バイク乗りのお客さんの初回点検を実施しております。初回点検とは、カワサキの新車を購入したいただき、納車引渡し後に持ち主が徐々にバイクに乗っていただいて、距離がある程度増えた段階で再度チェックと点検を実施して大きなトラブルがないか確認をしております。
なぜ点検が必要となるのか?バイク乗りのお客さんにバイクが渡るまで、沢山の技術者や検査スタッフの手を通ってバイクがお客さんの手元にわたります。
ボクはこうバイクは考えております。
バイク(マシン)はライダーとメカニックが一体となり作り上げていくもの
バイクの生産することじゃないよ(笑)要はバイクという個体をそのライダーに合わせた調整を日々行っていき、ライダーがより安全に快適に過ごせるようにマシンの状態をもっていくこと。なんてね(笑)
ちなみにバイク乗りのお客さんにバイクが引渡しになるまでの検査やチェックはこんな感じ↓
部品メーカー製造・検品
↓
川崎重工 工場内で生産・完成検査
↓ この工場内でのチェックと検査はもう何重にもされています。書ききれない・・・
カワサキモータースジャパンから検査・出荷
↓
カワサキ正規取扱店(うちのお店)で入荷時、外装チェック 担当A
↓
カワサキ正規取扱店(うちのお店)で納車準備とオプション取り付け 担当B
↓
カワサキ正規取扱店(うちのお店)で走行テスト・最終チェック 担当C
↓
新しいお客さんにバイクを引渡し
こんな感じでぶっちゃけ長い時間と手間をかけて、やっと新しいバイク乗りに手渡されます。実際にこれでも、初期トラブルや、チェック時にキズが見つかったりして部品交換があります。
なぜこれだけの検査をしているのに、トラブル(クレーム修理)が発生するのか?
これは、言い方をかえるとバイクも機械ということ。機械は稼働しはじめて本来の活躍が始まっていきます。簡単に言ってしまうと、カウルなどの外装などは引渡し前にキズなどの確認できるんですが、エンジン内部の異変や漏れなどはある程度走行してからじゃないとでない場合があるんですよね。
だからうちのお店でバイクを買ってもらったお客さんには、いつも100%のモノは存在しない。だからこそ100%に近づけていくために、お客さんからの情報を教えてください!と納車時に説明をしております。
あと、どうしても検査をくぐり抜けてしまう時があります。これはボクが思うにどうしても最後は人間の五感に頼るところもあるので、全員が一緒の判断や価値観を共有できないというところもあります。外装一つにとっても、スタッフ内でこのキズはキズなのか?いや、これはキズじゃないと思う・・・という具合にスタッフ内でも意見が割れることがあります。あまりにも迷ったときは、初めてのお客さんだとほとんど交換になりますが、長い間、うちのお店でバイクを数台買ってもらっているお客さんの場合、「個々に小さな傷があるけどどうする??」と言うと大概、「こんなキズ、走行したら着くでしょ(笑)」という感じに。
すごく難しい判断を迫られる、チェックとクレーム修理ですが、もし仮に100%のモノができたら、多分レースなどでエンジントラブルで止まるバイクがなくなるでしょうね・・・。だってあれだけ、メンテナンスが一流と言われるメカニックが集まってもエンジントラブルでリタイヤするバイクがあるくらいだから・・・
だからこそ、バイク乗りのお客さんにも情報をもらうことが重要なんです。今のバイクの調子は?何か気になることある?バイクは車と違い、ライダーとメカニックが作り上げていくものとボクは思います。たからこそ、直接そのバイクに乗っているライダーの意見、この意見が反映され、うちのメンテナンスが支えられいると言っても過言ではないでしょうね。
カワサキ正規取扱店 株式会社今西マシーンテクノ
〒511-0912 三重県桑名市星川889-1
[定休日]毎週月曜、第2日曜日 [営業時間]10:00~19:00
電話 0594-31-5505 FAX 0594-31-5959
0コメント