整備しているとまさかの展開も。

バイクの整備をしていると、予想と反しての結果がある時があります。バイクのギアチェンジができない場合…。ほとんどのお客さんがいきなりギアチェンジできなくなるとエンジン内部のミッションの故障を考えます。しかしまさかの展開で違う故障でそう思えてしまうことも。今日はそんなお話です。

こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。

整備をする時に必ず持ち主であるバイク乗りのお客さんから故障に対する症状の確認を行います。病院のお医者さんと一緒で問診みたいなものです。どこが悪いですか?いつからですか?と。

しかし場合によってはまさかの展開に転がることも多々あります。
今回もそんな典型的なお話。カワサキのZRX1200シリーズやZ1000などでたまに発生するお話なんです。先週のツーリングまでフツーに動いていたバイク。さあツーリングに出かけようとしたら…
あれ?ギアチェンジできない??びくとも動かない…そんな事がたまにあります。

何故なぜ?とバイク乗りのお客さんは焦ります。
そしてバイク屋にこうお話します。
「ギアチェンジが全く動きません!多分エンジン内部のミッションが壊れたかと」

あっ、ミッションってエンジン内部のギア(歯車)の事ね。このギアが複雑に絡み合ってエンジンの出力をタイヤに伝える道具です。

話は戻り、実際にバイクを見てみると…ギアチェンジが全くできない…。バイク乗りのお客さんの言っている事そのままじゃんと…

しかしここでそのままお話通りにギアチェンジが動かないからとエンジン内部のミッションに疑いをかけて修理していくと全く検討外れの時があります。

実は今回もエンジン内部のミッションに全く問題なく故障原因はギアチェンジする足で踏むところのギアシフトペダルだったんです。

つまりギアシフトペダルの稼働部が固着により全く動かなくなってしまったんです。
何故か?簡単に言うと、部品が錆びたり、グリス切れにより本来ならば動かなくてはいけない部品が固
着して動かなくなるという…。

ほんと内容的には単純であり、エンジン内部のミッションで疑いをもって作業していたら、病院でいうところの誤診となっていました。

結構ね、まさかの展開でこっちの部品が原因だったのかー!!という事があります。
いかにバイク乗りのお客さんのお話を総合的に解釈して、判断して正しい整備をしていくか…こればかりは経験の判断が結構重要になる事があります。

なかなか判断が難しいです。しかし20年近くバイク屋として見てきてこれは思います。エンジン内部のミッションが壊れる事あんまり少ないです。何故なら僕自身でも数回しか経験した事がないくらいだから。ほとんどは違う要因による故障の誘発と思いの相違かなと。


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カワサキプラザ桑名
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サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

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