こんにちは。カワサキ正規取扱店の今西マシーンテクノ代表の今西です。
よくバイクの購入を検討しているお客さんに聞かれるネタ・・・。
ただ、このネタは私見ですので(笑)
私見です!!!
今のバイクと昔のバイク、どちらが早い!
答え!今のバイクです!
賛否両論ある、昔からの議論・・・。
見方や検討方法などいろいろありますが、初めてバイクを乗る人にお話するならこんな感じで・・・。
バイクの性能(ここでは馬力など)はこの数十年大きな進化はしていません。
何が進化したか?
壊れにくい部品、精度が上がって作られる機能など・・・
エンジンは別名内燃機関と呼ばれますが、構造自体の革新的進化はないので。
ハイブリットや電気などはまた別次元のものと考えて。
ここで同じ系統のバイクで比較すると・・・
ZZR250とNinja250
実はこの2台、エンジンは兄弟です。
↑ZZR250
↑Ninja250
ZZR250は90年代に作られたカワサキの250cc、2気筒のエンジン馬力も高く人気があったバイクです。ZZR250の前からこのエンジンは使われており、古くは、GPX250など・・・。
このエンジンを今時に仕上げたのがNinja250です。
実は馬力だけで見てしまえば、圧倒的にZZR250の方が早いです。(特に直線で同じようにアクセルと開けると)しかし、いざ走るとNinja250の方が早いです。
なぜか?
先ほど、書いたとおり、エンジン自体の進化はあまりしていませんが、全体的な総合力が今のバイクの方がまさっているからです。
この10年くらいの劇的な大きな進化は、エンジンではなく、ブレーキやサスペンション、フレーム剛性などで特にサスペンションの進化は目にみはるものがあります!
当時90年代までは、性能や馬力を重視した作り。2000年以降、各国(世界中)で規制の強化が始まりました。
その中、カワサキでも性能や馬力を重視した作りから総合力でバイクを早くする方向性に変わってきました。つまり・・・サスペンションやフレームなど、エンジンの特性を最大限に生かす作り。ということです。
直線では早いZZR250ですが、カーブなどコーナーに入っていくときにNinja250に抜かれてしまうことがあります。
なぜなら、サスやブレーキの性能、フレームの弾力など計算してNinja250は作られているからです。
ZZR250ならコーナー手前50mでブレーキングしなくてはいけない場合でも極端な話、Ninja250なら総合力で25m手前でブレーキングですんだりします。
ということはブレーキをかける時間が短いからNinja250の方が早い・・・ということです。
特に最近の新型はIMU(通称・慣性計測装置)やトラクションコントロールなどが装備されている車両があるので、コンピュータが搭載されているので
古いバイク + 人 + 人間の感ピュータ = それなりに早い
新型バイク + 人 + コンピュータ = かなり早い
さて、どちらが早いでしょうか・・・ということです。
決して古いバイクが遅いわけではありません。ただ、これから免許をとってバイクデビューする方には、この理論の方がきっと安全で楽しいバイクライフが送れるんじゃないかな・・・と。
オチになりますが、
上手い人が乗るバイクはどれでも早い!
ボクが乗るとどのバイクも遅い!
という理論もあります(笑)
そんなことを思いながら、昔乗っていたZRX1200Sが懐かしい・・・と感じる春このごろ・・・。
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