バイク乗りのお客さんとお話していて・・・なぜか部品取付で説明がかみ合わないことが沢山あります。今日ちょっとわかったかも。多分バイク乗りのお客さんは二次元で部品取付を見ている人が多いカモ。ボクは三次元で取付判断を考えてます。二次元と三次元の話ではそりゃかみ合わないはずです(笑)
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。
このブログは初心者向けの人に分かりやすく書いているつもりです。ということで玄人の人にとったらちょっと違う視点もあると思います。あしからず。
ずっと前からうちのお店でバイクを買ってくれているバイク乗りのお客さん。バイクをカスタムしたいので相談を受けたんですが、
「このブレーキホースの長さなら何センチまでハンドルがアップしたら取付いけるの?」
と聞かれました。
「何センチというより、絞りや角度があるから純粋にアップで考えるとなんともいえない」
と答えたら、「そりゃそうだ。後ろに下がるし、ハンドル幅もあるか・・・」
と。あっ!これがバイク屋さんとバイク乗りのお客さんが話がかみ合わない一つ見っけ!
一言で言うならば、バイク乗りのお客さんは二次元でカスタム部品である社外部品を見ており、バイク屋さんはカスタム部品を三次元で判断するから、会話がかみ合わないだぁ・・・と。
つまりどういうことかというと、自分の好みにあったハンドル交換をしようと考えた時に今回大好きなハンドルであるプロトさんのEFFEXハンドルバーで説明すると・・・
まさにこの絵なんですよね。発想は何センチ上がる?と聞かれても実は角度をつけて何センチアップするということなんです。
簡単にセンチだけの絵で説明すると上の写真みたいな話です。だいたいバイク乗りのお客さんが話をしているのは、Aのパターン。しかし実際に取付やバイク屋さんがお話するときはBパターンなんです。同じ6cmでも角度がついて約4.2cm後方に下がることとなります。
つまりお客さんにとって6cmアップと言っても上にアップするわけじゃないんです。ただBのパターン考えるとアップと同時にハンドルの場合、ハンドルがカスタムすることにことにより手前に取付がされるので腕のリーチの兼ね合いの場合は有効なカスタムの一つだと思います。
単純に6cmでも問題はこれがハンドルの場合スイッチボックスやブレーキホースに影響してきて(長さが足りないとか)しかもここでもっとややこしくするのがフルカウルバイクのカウルにも干渉が始まり極端な話でいうとハンドルが切れない(曲がれませ~ん)というカスタムができてしまいます。
多分、超かしこい学生なら計算式をすごいの作って計算してカスタムが取付できる?できないの判断ができると思いますが、所詮・・・あほです。そこまで計算式を作れる頭がないので・・・残念なバイク屋店主です!!
ただ今日のバイク乗りのお客さんの雑談の中から伝え方はすごーく勉強になりました。伝えているつもりでも伝わらない・・・日々勉強の毎日です。
カワサキ正規取扱店 株式会社今西マシーンテクノ
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