ブレーキパット交換には見えない手間が。

ブレーキパット交換には見えない手間が発生しております。というか見えません・・・。というくらい実は意外と時間がかかる作業です。交換だけなら誰でもできるし、あっという間に。けどね、先々のことを考えるとそれではダメなんです。バイク乗りに想いを馳せて。


こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。

ブレーキパット交換って地味な作業です。地味で意外と簡単に交換だけなら誰でもできる作業であります。しかし、実は意外と地味に時間がかかり手間がかかる部品交換の一つでもあります。ブレーキの原理として、フロントの場合、ブレーキレバーを握ることにより、ブレーキキャリパのピストン部がブレーキオイルで押されてパットがディスクプレートに接触してブレーキをかけるというもの。


ブレーキパットは徐々にブレーキディスクプレートと接触により、少しずつ減っていく部品でもあります。ちなみにブレーキディスクプレートも耐久性はかなりありますが、減っていく消耗品です。


ブレーキパット交換の際に、ブレーキパット交換だけすればいいと思う人が結構見えますが、実は、ブレーキキャリパ内のピストンと呼ばれるところの清掃が必要となる場合が多々あります。実はブレーキパットが減ってくるとピストン部分が外部にでてくる仕組みなんです。そしてブレーキを使うと・・・

そりゃブレーキダストと呼ばれるブレーキの汚れが溜まってきます。ブレーキパット交換をするとそのピストンをキャリパ内部に戻してあげるんですが、実はこれ綺麗に清掃せずにピストン部を内部に戻してしまうとブレーキキャリパ内部のオイルシールを傷めてしまって、最悪の場合ブレーキオイル漏れを誘発することがあるんです。

ということは状況に応じてブレーキパット交換の際には、ブレーキキャリパの清掃とピストン清掃、そしてピストンのグリスアップが必要となってくるんです。
ちなみに平均でブレーキパット交換の際にピストンが汚れていると、フロントダブルディスクで30分から50分くらいかかる場合があります。


しかし、バイク乗りのお客さんから見たら、たかがブレーキパット交換でなんでそんなに時間かかるの?そしてそこまでしないといけないの??と疑問が上がります。そう、交換だけその場しのぎなら10分で交換完了!とできます。しかし、そこからまた年月をかけて走行距離を稼いでいくといずれそのブレーキキャリパ清掃のつけがでてくるんですよね。

まあだけど、見えない手間です。というより見えていない手間ですね。これはサービスさんの職人という意識もあるんですが、ブレーキパット交換しといたよ!という言葉の中には清掃や調整、グリスアップも含まれる言葉というバ
イク屋さんが多いかな。

バイク屋さんの整備士(サービス)さんはあまり自分のことここまで手間かけてあげたんだよ-!!!と言う人少ないから(笑)うちのサービスも意外と言わない人たちです。



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サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

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