あてにならないインプレ。

結構インプレッションを書いているブログや記事があり、このお話でバイク乗りのお客さんと盛り上がりました。しかし、ボクは長年沢山のバイク乗りを見てきて思います。バイクのシート高と堅さ、バイクの走行時の振動などのインプレほどあてにならないものはないと。なぜなら今までのバイクライフに大きく影響するから。昔バイク乗りのお客さんに怒られた記憶を思い出しました。

こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。

バイク乗りのお客さんと盛り上がったお話があります。それはバイクの振動のお話。

「このバイクさ、3000回転から4000回転にかけて振動が大きいとどこかのインプレに書いてあったよ」と。

そしてそんなお話をしている時に思い出したこと。

シート高とシートの堅さもこれと同じだろうな・・・と。

実はこの2つの事案ほどインプレッションがあてにならないものはないとボクは思います。

よくもまぁ、主観で判断してしまい、客観的にインプレを書かないのなか？と。

長年ボクもバイク屋として数多くのバイクを乗り、試運転して、いろんなバイクを乗ってきました。そこで要は本当にインプレを書くときは、このAというバイクに比べてBのバイクは振動がこう違うとか、足つきがこの年式とくらべてこれだけ違うとか比較対象が必要と思います。

実はボクもこれには苦い経験があるんです。

ボクは最近でいうと、カワサキのZRX1200DAEGから2017年モデルのNinja1000に機種変更（乗り替え）を実施しました。そのときにバイク乗りのお客さんと

「いやーNinja1000ってこんなにシート堅いんだね、びっくりだわ」

するとバイク乗りのお客さん曰く

「ふざけるな！このシートで堅いと言ったら俺のバイクの堅さはなんなんだ！」と。

伝わります？

ここでバイク乗りのお客さんは実は2012年モデルのNinja1000を乗っていたんです。

実はNinja1000は2017年モデルからシートが以前のモデルより少し堅さが減り、試乗で乗り比べたNinja1000のオーナーからこりゃ新型いいねと評判がよかったんです。

ではなぜボクはシートが堅いと思ったのか？

それは乗り替えたバイクがZRX1200DAEGからの機種転換（乗り替え）だったから。ZRX1200DAEGはほんと今でも思いますが、シートがかなりいろんなモデルと比べても優しいシートなんですよね。どれだけ走行距離を稼いでもおしりが痛いと感じたことがないんです。しかし、その極上シートからNinja1000になるとなんと！シートが堅いと感じたことか・・・そしてこれは実験しないということで、バイク乗りのお客さんの同意を元にがっつり500ｋｍくらい連続走行したら・・・あっ2012年モデルのNinja1000のシートは2017年モデルより堅い、2017年モデルはシートが快適になったね！と新ためて認識することとなりました。

振動もそう。今までのいろんな経験を元に振動を比べたりすると人はイメージがつきやすいかもしれませんが単純にその単一機種だけ選択して振動が大きいと判断するのはナンセンスではないか？とつくづく思うんです。

つまり、本当のインプレッションは今までのバイク経験がその人の経験、価値によってかなり左右されてしまうとボクは思うんです。多分バイク屋さんがこのバイク振動少ないですよ！と紹介していざ購入したら、振動がデカすぎる！！！言っていること違うじゃんとなるのは、人一人ごとに経験や価値観が違うからと思います。

主観的に判断するのではなく客観的に判断。

バイク乗りのお客さんとお話していて思ったインプレのお話。

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カワサキプラザ桑名

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