バイクの振動が大きいので、なんとかならないか?というお話をよくいただきます。お客さんからいただいた状況で判断したり、試運転したり・・・結論でいうとほとんどの振動による相談はバイクを乗ってもらうために問題がない相談です。ただ心配ですよね・・・あと振動は長距離で疲れたり、腕などがしびれたりします。今日はそんなバイクの振動のお話。
こんにちは、三重のカワサキバイク屋の代表の今西です。
バイクの振動は、永遠の課題です。なぜならばその振動が故障によるものなのか?それともそもそもバイク本体の故障じゃなくバイク個体の動きによるものなのか?
分かりにくいところです。
簡単に振動といってもバイクの振動をバイク乗りにあっ!振動があると出させる要素として
1、エンジンが動いていることによる振動
2、エンジン回転数を上げることによる振動
3、タイヤの路面に対する設置角度による振動
4、走る路面状況に起因する振動
5、部品と部品が共鳴しあって出す振動
という簡単に分けると振動をライダーに伝えることがあるのがこんな感じです。
しかし、この振動を出させる要因となる5つの項目は実は1つ1つでは振動が発生しないときもあります。つまり振動を出させる要因としては複合原因における、足し算と足し算の出し方によります。
つまり、振動をバイク乗りのライダーに伝わる時は、10という数字になると振動が伝わると仮定すると、
エンジンの振動(3)+回転数(2)+タイヤ(3)+路面(1)+部品(1)=10
となると振動があると感じたりするわけです。
あと、言っちゃいますが、振動を消すことは不可能です。だってエンジンがそもそも動いている時、振動しているので。つまり振動を消すのじゃなく、振動をいかに伝わりにくくするかという対策をしていくことになります。
じゃあ振動を抑えるには・・・いろんな対策がまたできます。
タイヤを変えてみたり、部品の共鳴を消してみたり・・・回転数の上が方を工夫してもらったり・・・人それぞれやり方があり、対策が存在します。
なぜいろんなやり方が存在するかというと、バイクは使われ方によって部品の消耗であったり、振動の感じ方であったり十人十色なので。
例えば、新車の時は振動がなかったがトータル8000km乗ってみて最近振動が増えた・・・となると、タイヤの減りによる振動過多の可能性があります。
20000kmとかになると部品の共鳴(例えばダンパーとなる免震ゴムみたいな部品の減りによるもの)などなど。
もっと難しいのが、同じバイク(ノーマル状態)、同じタイヤ、同じ走行距離でも振動の出方が違うということ。例えばタイヤなんかは、通勤に使っているだけ。又はツーリングで高速道路をよく利用した長距離派、ワインディングが好きな人などタイヤの減り方が違ってきます。部品の共鳴をだしてしまうゴム部品なども保管状況などによりゴムの劣化度が違うので振動の出し方が違ってきたります。
じゃあ、判断はどうしたらいいか?まさにそこなんですが、一番いいのは購入したバイク屋さんに尋ねてみるといいと思います。そのバイクを売ったということは、そのバイクの専門家でしょう(笑)←これ困る人いるだろうな・・・
うちの場合で例をとると、振動の相談を受けた時は、ボクなどスタッフがいろいろなお話を聞いて判断しています。判断が難しいときには試運転をさせてもらっております。
それでなぜ判断ができるのか・・・だってバイク屋なんでかなりの台数を乗っているからこれの振動はまぁバイクを安全に乗ってもらう分には問題なし!あっ!これは壊れる予兆の振動だ・・・と判断できるんです。ほぼね。
なぜそこまで自信があるかは、やっぱり長年の経験と感なんでしょうね。子供の時からバイクに囲まれた生活、沢山の歴代のバイクを見て、触って、音を聞いて・・・修理に入ったバイクの感じやバイク乗りのお客さんから聞く、情報の整理・・・数がハンパないですからね・・・何せ年間4000~5000人のお客さんと向き合ってお話して、バイクを見て・・・まぁすごい数です~♪
ということでボクが試運転して振動などでかか顔で判断してもらうとこんな感じ。問題ない振動なら、ニコニコして試運転から帰ってきます。問題がある時・・・明らかに顔が青ざめて、近くにいるサービスに相談しに行きます(笑)ボクの顔色で長年うちのお店でバイクを買っている人は判断するそうです(笑)
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