バイクの振動について。その3

バイクの振動について。その3です~。そもそも振動を感じてなかったバイクがある日を境に振動が増えて・・・ということもあります。今日はそんな永遠のテーマであるバイクの振動を部品の観点から見た振動をブログに書いていきたいと思います。

(上の写真は新型のNinjaH2 SX SE かなり振動面で気を使って設計されてます)

こんにちは、三重のカワサキバイク屋の代表の今西です。

ブログ頑張ってるね~!と言われます。ありがとうございます!計画的に書いてすごいね!!と言われます。実はコレ思い付きです(笑)


さて、バイクの振動についてシリーズ、第三弾!!

今回は部品の観点からの振動について書いてみます。


振動がなかったんですが、なぜかある日を境に振動が大きくなったってあるんです。よくよくお話を聞くと、実はここの部品を社外部品に交換しまして・・・という場合があります。そしてよく聞くとうちで注文していない部品が多いのも事実。なぜならもしうちのお店で

注文しようとしたものなら、振動が増えるよ~と先に注文前にお話をするので。


例えば、部品交換による振動の増加で一番多いのがマフラー交換です。

マフラーって音を楽しんだり、重量の軽減や、性能向上のためによく純正のそのまま装着しているマフラーから社外メーカーが発売するマフラーに交換作業がよくあります。

そこで振動が増えた!!! もうこれ、当たり前と思ってくださいませ!

なぜなら純正マフラーは万人に納得してもらうために作られ、そしてバイクメーカーがすっごいお金をかけて開発してテストしてそして開発して・・・試行錯誤して作ったもの。だから振動なんかもでにくく設計されております。

しかし、社外マフラーはそもそもなんでマフラーを交換していくかというと、レースで勝つため。ひいてはその一瞬のレースのために勝つことを目的として作られた経緯があるのがほとんどです(アメリカンなどのバイクは違うけどね、けどマフラーってそもそもレースからの派生部品なので)

(ちなみにお値段が高いマフラーだとエキパイを繋ぎとめるスプリングに上の写真のようにゴムが巻いてある場合があります。これはバネがマフラーの振動によって音を出すので。みんないろんな研究してますよね)

つまりいい音サウンドを出すため、軽くするため、性能を向上させるために、実は何かが犠牲になってたりするんです。その最たるものが振動という訳です。

例えば、マフラーを作るにあたり、エキゾーストの長さ、マフラー本体のサイレンサーの長さってある程度比例して製作していくんですが、どうしてもエキゾーストを設計上長くしたりして、後ろのウインカーにサイレンサーが近くなってしまったりするんです。そうなるとマフラーの排気ガスによりウインカーがブルブルと震えたり、ナンバーも共振して震えたりすることにより、振動が増えたりする場合があります。


バックステップを社外メーカーに交換したとき。

あっ!ステップってバイクの足をのせるところです。バックステップというのは純正のステップだと足の位置や足の角度が気に入らないとしっかりバイクを操作しにくい時があります。そんな時にステップの位置を変更することにより、より速く走るためのカスタム道具です。

例えば、Ninja1000などのバイクだと、バックステップに交換すると振動が増える恐れが多いです。これはこの機種の明確な理由があり、実は純正のステップとステップが取付されるボルトとフレームの間には振動防止のためのゴムダンパが装着されております。同型機種であるZ1000には装着されておりませんが、ツーリング主体で使用目的とされるNinja1000は快適にツーリングをしてもらうためにゴムダンパがあるってことです。(つまりZ1000は逆という発想で入っていないということ)まぁ、バックステップ自体はライダーの速く走るために設計を・・・とか足の角度をより速く走るために考えて設計をしているので、もちろん振動のことが犠牲になる訳です。だってゴムダンパが入っているとステップが完全固定されていないのでどうしてもコーナーで踏ん張る時に少し沈み込み感がでてしまうので。

けど、それよりもメーカーとしては振動を抑えたいというのが、優先しているのでゴムダンパ装着となる訳です。


最近は減ったけど昔はよく言われたハンドルバーエンドの交換

ハンドルバーエンドって意外とカスタムしやすい部品でもあり、バイク乗りが好きなアルミの色に交換することが多い部品でもあります。バイクメーカーの純正はほぼほぼブラックなので。けどこの部品ってかなり実は重要な部品なのであります。実はこのバーエンドの部品ってかなり重い部品なんです。実はこれをハンドルに装着することにより、ハンドルにでる振動軽減につながっている場合がかなり多いんですよね。

したがってデザインだけで重量を伴わないバーエンドに交換するとハンドルが振る、ハンドルの振動が大きくなったという事案が昔はよく言われました。最近は社外メーカーでも重量を考慮したバーエンドを販売しているのでこの手の振動の話は減りましたが・・・。


このように部品を一つ変更したりするだけでいろんなものが変わってきます。どこでどんな振動がでるか・・・これってすごくわかりにくいとこなんです。


ボクはよくバイクの社外部品はバイク屋さんで買った方がいいよ!というのはこれがあるから。まぁバイク屋さんだとどこを変えるとどうなるか、ある程度の知識と経験を持ち合わせているのでアドバイスをくれると思うんです。

ボクがバイク乗りの人達に気を付けてもらいたいのがせっかく楽しみで買った部品によって楽しくないバイクに仕上がってしまうという残念な結果なんですよね。だって社外部品って高いし、お試しってできないから・・・。


ということで3回目のバイクの振動についてでした!

さて、次はどんなこと書こうかなぁ・・・最近ネタに全く困らないボク(笑)


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サザンが大好き、ワインも大好き、もちろんバイクも(笑)アニメからミリタリーまで幅広い多趣味です!愛車はNinja1000お店も遊びが中心♪沢山のイベントをしてます!三重県桑名のカワサキプラザ桑名 今西マシーンテクノ社長です。

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