Pスイッチ。別名なんて呼ぶのかな・・・パーキングスイッチとも呼んでた人もいるなぁ・・・この名称さえ誰に聞いてもはっきりとした答えが返ってこない(笑)ボクはPスイッチと呼んでます。さて、このスイッチ意外とバッテリー上がりの原因となるんです。しかも気づかないうちに・・・
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。
今日のバイク屋リレーのお題はこちら。
この話。多分いろんな人に聞いてみると、パーキングスイッチが一番しっくりくるのかも知れません。使い道としては後方からくる車などに自分の居場所をしめすために・・・ハザードがついたり、テールランプがついたり・・・実は点灯の仕方も機種によってまちまちで・・・ボク自身も聞いた話なんですが海外の一部国ではこの仕様がいるみたい。だからあるんだって。日本仕様のためではない!?
とりあえずボクはブログではPスイッチという名称で話を書いていきます。つまりPスイッチの時はバイク自体に電源が流れている状態となっております。(ここでは待機電力の話があるので誰かがバイクはずっと電気が流れているもんだ!とツッコミをしてくるかも知れませんが、まだバイク経験が短い人対象のブログと思ってね)
このPスイッチは機種によりメインキーの回し方によりPスイッチに入るところが違います。例えば上のイラストはZRX1200DAEGですが、ONがBの位置に回し、OFFがCの位置でEがPスイッチの位置になります。反対に下の写真はNinja1000ですが、ハンドルロックの「カギの絵」と「〇」一つでハンドルロックの位置、「カギの絵」と「〇〇」二つでハンドルロックがかかりPスイッチになるということです。
ここでなぜバッテリー上がりの原因になるかというと、実は知らないうちに持ち主がハンドルロックをかけようとしてキーを回しすぎてPスイッチに入れていて停車させておきバッテリーが上がるということがよくあります。これ気づかずにやってしまうんです。だってハンドルロックがかかるのでただ止めておくために何回も確認しないし、まして焦ってバイクを止めておくと回すすぎるんですよね。実はボクもPスイッチにいれたままボク自身のバイクのバッテリーをあげてしまったことがあるくらい(笑)
しかもこの立ち悪いのが、バイク乗り本人にPスイッチに入ったことによるバッテリーが上がったという自覚症状がないことなんです。
実はPスイッチに入ったまま、バイクを休ませます。今日のツーリングよく走ったなぁ・・・みたいな感じで。
するとまた週末がきて、さぁ今日もツーリングだ!あっ!ちょっと寝坊した!急ごう!という時に鍵穴って注意深く誰もみないんですよね。ちょっとだけ手ごたえが違うくらいで、ハンドルロックを解除して、さぁセルスイッチを押してエンジン始動!!!!
あれ?バッテリーが上がっている・・・
どこが故障したんだろ・・・とりあえずバイク屋に電話しよう!うんそうしよう!何せ買ったばかりだから・・・
となり故障という観点で電話相談がやってきます。というとここからがラビリンスの始まりとなります。症状を聞こうとしても気づかないうちにPスイッチが解除になっているので故障を思われがち。けどとりあえず充電したらほとんど電圧は復活するし・・
さて何だろう・・・とバイク屋が悩む・・・そうするとバイク乗りの持ち主は不安になる・・・ホントこのバイク屋大丈夫??ちゃんと見てる??とね(笑)
これね、めっちゃ難しくしているんです。内容は単純なんですが、問診の食い違い、両者の勘違い、そして迷宮入り・・・実は結構な確率でどうだろう・・・久しぶりのバイク乗り、そして初めてバイクを購入した人に多いかも。あとボクみたいにおっちょこちょいの人かな(笑)
ということで、これを未然に防ぐには・・・
まずは時間あるときにPスイッチに入る時のカギの手ごたえを体感しておいてください。何回もね。そして鍵のさす(入れる)角度と鍵のメインキーのささる角度をみておいてください。そして最後に・・・焦らずにハンドルロックをかけましょ(笑)
ホントこの微妙な機能・・・できればない方が・・・とボクは思っている今日このごろ。
まぁコストの関係でなかなか難しい話ですけどね。だっていろんな国に合わせてガンガン数種類のキーシリンダ作っていたら、コストアップの要因になるし・・・なんでもかんでも不自由ないバイクになってもね、バイクの醍醐味が削れてしまう部品もある訳で。
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