バイクのパンクするメカニズムって簡単に書くとこういう事です。走行中にフロントタイヤが地面に落ちている異物を立ち上げ走行中だから次に迫ってくるリヤタイヤで踏んでしまう・・・という事です。だからフロントタイヤのパンクってすごく珍しいんです。ボクも20年近くバイク屋をしてますが、フロントタイヤのパンクって1回しか経験がありません。
こんにちは三重のカワサキのバイク屋の今西です。
たまに不測の事態に陥るタイヤのパンク。どうしてもバイクや車に乗っている限りおきてしまうかも知れない事。だいたいタイヤのパンクは2~4cmの金属片かもしくはクギみたいなものが刺さっています。
よく聞かれます。なぜこんな数センチの異物がタイヤに刺さるのか?誰かが意図的に立てている??実はだいたいの場合は地面に落ちています。
こんな風に。下の写真みたいに地面に垂直に立っていることはあまりありません。もしこのように立っていたら意図的です(笑)
じゃあどのようにしてリヤタイヤがパンクするのか?
「走行中にフロントタイヤが地面に落ちている異物を立ち上げ走行中だから次に迫ってくるリヤタイヤで踏んでしまう」
言葉で書くとこんな感じなんですが、これは分かりにくいと思います。これを簡単な図で書くと・・・
こーいうことなんです。走行中にはその異物が落ちている地面を通る瞬間は一瞬です。
その一瞬の間に異物が立ち上がっているときにリヤタイヤで踏んでしまうということです。
この理論だと・・・こんな事も起きます。
意味わかります??決してふざけている写真ではありません。
実はこれ・・・地面に落ちていたスパナでパンクした事例です。穴の大きさを分かるように穴が開いてしまったタイヤの位置にスパナを改めて刺してあります。
実はうちのお客さんが長距離のツーリングに出かけた際に現地でワインディングしていた瞬間にパスッ!!!という音とともにタイヤがパンクしたんです。
目視で確認するとタイヤが裂けている状態に見え、急きょウチのお店からハイエースにて引揚げを実施しました。
次の日、裂けているタイヤは修理ができない場合が多いので新しいタイヤに交換しようとしたら・・・
なんと!!!!タイヤの中からスパナがでてきました。もうびっくりです!!
始めは、スパナが整備ミスによりうちが入れ忘れたと考えもしましたが、実はこのスパナ・・・バイクの車載工具で「ホン〇」と書いてあるんです(笑)
うちは車載工具でしかも「ホン〇」は使ってない・・・しかも穴の大きさを通すとすっぽりとスパナの大きさとあうんですよね。
実はスパナによるパンク・・・こんな異物でもパンクしたりします。
注意しようにも注意できない事ですが、道路上の異物にご注意を。
カワサキ正規取扱店 株式会社今西マシーンテクノ
〒511-0912 三重県桑名市星川889-1
[定休日]毎週月曜、第2日曜日 [営業時間]10:00~19:00
電話 0594-31-5505 FAX 0594-31-5959
0コメント