パンク修理はあくまでも応急処置と考えてもらった方がいいです。なぜならば、実はタイヤメーカーとしてはパンクした場合はタイヤ交換をしてね!という考えなんです。いろいろと予算の問題がでてくるのでなかなか難しいと思いますが、できる限りタイヤ交換をした方がいいです。
こんにちは。三重のカワサキのお店の代表の今西です。
パンク修理はあくまでもボクの私見ですが、応急修理と考えてもらった方がいいと思います。なぜならば完全に元の状態の100パーセントに戻ることはないので。
タイヤに異物が刺さった場合は、とりあえず異物を除去します。そこからパンク修理をしていくんですが・・・こんな修理キットを使います。
昔の大判小判みたいなボクは通称「玉」と呼んでます。
もう一つ使う「玉」が上の写真みたいな棒状のモノ。
これを上の絵みたいにタイヤにぶっさします。そうすることにより異物の穴をふさぎます。つなみにこの「玉」はタイヤと同じくゴム状の製品です。しかしこれだけでは玉がタイヤに密着しないし、空気圧を入れた瞬間に玉が飛んでしまうので下の接着剤「セメント」を塗るわけです。
これにより現状のタイヤと修理キットの「玉」くっついて応急修理ができる訳なんです。
しかし、この「玉」すべてのパンク修理に対応できる訳じゃないんです。
対応できない状況とは・・・
1、パンクの穴が大きいとき。
2、穴じゃなく裂けたとき。
3、サイドウォール(タイヤの地面との接地面じゃないところ)
4、タイヤの使用による消耗が激しいとき(要は交換時期がきているタイヤ)
のときは交換となる場合があります。
なぜこれが応急かというとどうしてもバイクの使用に耐えられない場合があるんです。この玉は例えばタイヤを使わなければ大丈夫なんですが、タイヤってバイクに乗れば使いますよね?ということは、タイヤが減ることにより、玉も削れていく・・・
ということは応急で直した表面が摩耗していき・・・またあかんようになる場合があるんです。これを防ぐために内張りといい、タイヤを外してタイヤ内部から修理する方法もありますが、コストの面であまりすくなくなってきているのが現状です。
できる限りタイヤ交換をした方が・・・それでも予算の面があるので早めに交換準備をお勧めします。
例えば、100の状態が新品のタイヤだとしたら、いつもなら20くらいまで消耗したら交換していたら、パンク修理により応急修理をしタイヤは30~40くらいで交換しなくてはいけなくなる場合が多いです。お早目の予算準備を。
あとサーキットとツーリングを併用してバイクで遊んでいる人は特にご注意を。サーキット走行はかなりタイヤにとって環境が酷なので・・・。
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