こないだのブログの続きになりますが、インジェクタをなぜ清掃した方がいいのか?汚れていても基本的にはバイクは動きます。しかし、エンジン始動時や空燃比が変わるのでガソリンが多く消費されたり・・・エンジンには必ず吹き返しというものがあるので、ある程度走行距離を走ったら、ぜひインジェクタの清掃をおすすめします。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
前回、インジェクタの清掃は専門家まで・・・とブログを書いてみました。
それがこれ。
今回はではなぜインジャクタの清掃が必要なのか?というブログを書きました。
そもそもインジャクタとなは?バイクや車の現在よく使われている燃料噴射装置を指します。インジャクタと言われるとインジェクタプリンタの名前が出てくる人の方が多いと思いますが、原理はまさに一緒ガソリンでもプリンタのインクでもインジェクタノズルを使用しており、それが細かく吹いているのであります。バイクのインジェクタノズルの場合は、ガソリン霧状にだしており、その霧状のガソリンと空気をインジェクタ内部で混ぜてもっともよいとされる空燃比でエンジンに送りこみ、そしてエンジン内部でプラグにより引火させ爆発を起こすことによりエンジンの動力を作りあげる仕組みなんです。
この仕組みで動く際に爆発を出すために一時的にエンジン内部を密閉するんですよね。そして密閉して爆発して動力が伝えられたあと、排気ガスとして密閉が解除され排ガスが排出される仕組み。実はこの動作の時にどうしても吹き返しという現象が起こり、一部排ガスとなるガスなどがインジェクタにほんの少しだけ戻ってしまうのであります。これが汚れの根本原因と考えてもらってもいいかな。(細かく言うともっとできますが、バイクが初めてという方に簡単にわかりやすく書いてありますのでご了承くださいね)
その汚れでインジェクタ内部が汚れ、最悪の場合、インジェクタノズルのつまりの原因となるわけです。これをインジェクタクリーナで適度に掃除するといいのですが、これがまたなかなか掃除までたどりついていないバイクの方が多いんですよね。
理由としてインジェクタを掃除する際には、ある程度バイクを分解しないといけないから結構手間がかかる。手間がかかるということは、お店に頼むと工賃がそれなりにする。分解して組みたててしているとまぁどんなバイクでも最低2時間はいるかな。
だから意外と清掃されていないバイクが多いこと・・・そもそもキャブレタみたいに詰まるという概念がバイク乗りのお客さんにも少ないので、余計清掃されずに動いているバイクが多いです。確かに清掃していなくてもエンジンはかかるし、走行にもガンガン影響があるわけでもないのでね・・・。
しかし、パワーが奪われ少しづつ調子が崩れていっているのも事実なんですよね。
実はバイクって複合原因で調子がとても悪くなる仕組みなんです。足し算と思ってください。
足し算で10になるとエンジン不良となるならば
インジェクタが汚れている +3
エアフィルタが汚れている +3
プラグが要交換になっている +1
バッテリーが弱っている +2
セルモータがすり減っている +1
これで足し算すると +10となるわけです。だから意外と一つの場所を直してもまたしばらくすると同じようなトラブルが再発するのは足し算でどこかが増えたということ。バイクでも機械ものは経年劣化っというものがあり・・・
足し算が変わって
インジェクタは清掃した(けどすり減っている) +1
エアフィルタを交換した ±0
プラグが要交換になっている +2
バッテリーがより弱っている +5
セルモータがすり減っている +2
これでも足し算すると +10となるわけです。
つまり調子が悪い時ってひとつの事案だけ修理してもなかなか解決しないということなんです。だからこそ、いろんなところを複合的に整備調整や清掃などをしていかなくてはいけないんですよね。
あっ!じゃあどれくらいでインジェクタの清掃が必要か・・・個人差はありますが2~3万km走行したら一度見た方がいいかなと思います。これはボクの私見だけどね。
カワサキプラザ桑名 (株式会社今西マシーンテクノ)
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