エンジンが始動できないです・・・とお電話がよくあります。けど事情を聞くと、故障ではなく、エンジン始動ができなくて気持ちが焦ってしまい、始動時の手順が抜けている時が多いんですよね。とりあえずエンジン始動ができるかできないか?冷静になって判断する手順を記載しました。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
故障かな?とバイク乗りは思って電話をしてくれていると思うのですが、大半は実は始動手順を省略して始動しようとしてかからない・・・という場合が多いです。
普段している動作がなぜ抜けてしまうのか?
何か手順が抜けてしまったときは、大概なにかしら焦っている時です。寝坊した!とか時間に間に合わない・・とか。焦るといつもの動作を1つ忘れてしまうことがあるんですよね。
バイクってエンジン始動は、理屈で覚えるものではなく、一つの動作として体で覚えていくものになっていきます。そこで動作として体が記憶しているものが意識的に抜けてしまう時があるんですよね。いつも覚えていたPCのパスワードみたいな・・・僕なんかパスワードってキーボードの位置で打ち込みを覚えている感じ。時々他事からパスワード打とうとしたら、あれ?どのキーボード入力してたかな??と(笑)
ではエンジン始動の手順です。かからない状態という想定でバイクにまたがっていない状況で見てくださいね。
1、 サイドスタンドが地面に着地していることを確認する。
2、 右ハンドルスイッチのキルスイッチが始動OKの状態を確認する。
3、 メインキーをONの状態にする。
4、 メーター内のチェックランプが点灯して、ギアの位置が「N」ニュートラルのランプが点灯していることを確認する
5、 スタータスイッチでセルが回ることを確認する。
まずはこの5つの動作を確認してみてくださいね。
そこから5つの動作をしていく上でどれでも一つ抜けているとエンジンがかからない場合があります。
とくに2と4が実はそうなっていないというパターンが多いですね。そして1~5で実施してみてそれでもエンジンがかからない時があります。そんな時は手順がバイクごとに増えたり、実は故障だったということで修理をしなくてはいけない時があります。
例えば4の動作チェックをしたときにメーター内のチェックランプが点灯しない、ニュートラルなのに点灯しない・・・動作音も全くしないとなるとバッテリー上がりの可能性もあるということなんです。
とりあえず、まずはこの手順で試してみてくださいね。そこからまたどうなっているかを判断するといいかな~♪
注意)バイクの機種によっては手順が異なる場合があります。スズキのバイクの場合にはクラッチを握るという動作ね。付け加えたりしてやってみてね。
カワサキプラザ桑名 (株式会社今西マシーンテクノ)
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