「沢山、走行距離走りましたね!さあタイヤ交換しましょうかね?」とバイク乗りのお客さんと雑談をしているときに、「純正でお願いします!」と言われることがあります。純正・・・純正・・・どういう意味なんだろうか?実はバイク屋さんとバイク乗りのお客さんとの会話が一瞬止まる瞬間。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
あと20年もしたら、娘が来店して、「パパ純正でいいから、タイヤ交換お願いね!」と言われる時代がくるんでしょうか?そのときはもちろん財布はパパですよね(笑)
うちのお店でも、バイクの修理は純正部品を使用しています。バイク屋の定義として純正部品とは、バイクメーカーに注文して入荷する部品を指します。
「さあタイヤ交換しましょうかね?」
と雑談したときに、バイク乗りのお客さんとの会話の中で
「純正でお願いします!」
と会話になるときがあります。この会話になると多分バイク屋さんは頭の思考回路をフル回転しているんです。
実はタイヤやドライブチェーンなどはバイクメーカーから注文して入手できるんですが、多分ほとんどのバイク屋さんが違う独自のルートで調達しているんです。
一応、バイクのパーツリストには部品番号が存在します。
しかし、ほとんどタイヤとチェーンはバイクメーカーに注文してその品番の部品で入荷させるってことはないかな。
タイヤやチェーンは昔から、地元の部品専門の商社や、タイヤメーカーに注文するというスタイルが一般的だからだと思います。
なぜここでメーカーに注文しないかというと、在庫のストックが無かったり、タイヤなんかは昔はバイクメーカーも現地調達部品といって、それぞれの地域でそれぞれの方法で注文してくださいね!というスタイルでしたね。
ここで一番、バイク屋が自分たちで調達する理由は、昔にさかのぼると、純正部品の入荷タイミングが一番原因していたと聞いたことがあります。
今でこそカワサキの純正部品も平日の15時までに注文もらうと、うちのお店では翌日の午前中に物流が混み合っていなければ入荷してきます。
しかしボク、バイク屋三代目、じいちゃんの初代や、2代目の時なんかはバイクメーカーの部品って入荷するのに1週間や2週間要するときがあったそうです。
チェーンやタイヤという消耗品でそこまで納期が待てないという理由や、やはり卸価格も一因があったと聞いております。
純正相当のものとか、同じ銘柄のタイヤといわれると、
「じゃあ同じ銘柄でいきましょうかね!」と
会話になるんですが、
「純正でお願いします!」
となると、純正の部品として欲しいのか?それとも純正相当でいいのか?
雑談のタイミングで一瞬だけフリーズする理由がこれ(笑)
ことばって難しいですね(笑)
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カワサキプラザ桑名
三重県桑名市星川889-1
TEL 0594-31-5505
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